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タヌキの臨終 [Feel The Nature]

2月のある寒い日、畑に一匹のタヌキが現れました。

息も絶え絶えにやっとたどり着いたような姿でした。
シロタンに猛烈に吠えられても意に介さず、うずくまるばかり。
よく見れば、つぶれた両目には膿がたまり、耳も聞こえないようです。
疥癬症(かいせんしょう)らしく、脚ははげて皮膚からは血が流れていました。
感染しないように興奮気味のシロタンを引き離した後、しばらく様子を窺って
いると、これ以上このタヌキに生きる力がないことが理解できました。
せっかくうちの畑を死に場所に選んだのなら最後ぐらい温かくしてやろうね!
ってことで、体の周りをワラ束で囲んでやったのでした。




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コメント 3

りくぞう

野生の動物なのに最期に人の手が入った地を選ぶというのも
物悲しさを感じますね。
by りくぞう (2008-02-20 22:44) 

kero2

タヌキから見ても、うちの畑がワイルドだったと言うことでしょうか・・・。
by kero2 (2008-02-21 09:22) 

へんおじ

よく見ると可愛い顔をした狸ですね。いったい何が子のようにさせたのでしょうか?
安住の地として農薬のない土地を選んだんですね。
by へんおじ (2008-02-24 17:23) 

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